2013年7月16日火曜日

ルターゆかりの場所、続々と修復完成! 

ルターゆかりの地を最近訪ねた人から、「あちこち修復中で閉まっていて、見られなかった」という声を聞く。先日、ウィッテンベルクに行った人も「城教会も市教会も閉まっていて、なかを見学できなかった。」と話していた。

ドイツのHP「ルターの十年」に掲載されたニュースによれば、そのウィッテンベルクの旧市庁舎前に立つルターとメランヒトンの銅像自体の修復が逸早く終わったばかりか、取り外して修復中だった2つの「飾り天蓋」も修復が終わって、元の位置に二つの銅像を保護するように据えられたという。いろいろな修復が2017年まで後4年となり、あちこちで終わりつつあるようだ。(7/12)

ルターと宗教改革ゆかりの建造物のほとんどが存在する、テューリンゲン州の首相も時を同じくして、「このような一連のゆかりの建造物を次々と訪ねることはルターと宗教改革の歴史的意義を理解するためにも欠かせない意味をもつだろう」と促している。
こうなってくると来年にもなれば、修復なったこれら一連のゆかりの地を訪ねるよい時期となることだろう。

  また同じHP7/14付け)には、ルターと宗教改革500年記念がこうして国を挙げての行事になろうとしているせいか、ルターが大学入学以前に学び、寄宿していたアイゼナッハの街にあるルター博物館で、開館中の時間に、ガラスの陳列ケースから、ルター著作や説教の初期の印刷本が3点盗まれてしまった、という記事が出ていた。こうなると、有名になるのも困ったことだ。