2014年5月26日月曜日

『メリアン聖書』学内公開

 ルーテル学院大学・神学校で昨年未整理図書の中から発見された『メリアン聖書』は専門家の修復を経て大学に戻ってきていたが、去る21日図書館と神学校の共催でその学内のお披露目の講演会と展示が行われた。

 こういう著名な古い聖書などは多くの場合愛書家の理事長あたりが学校に蒐集しても、学生にはなかなか実感が持てないのが普通だが、去る21日午前、学内公開で徳善教授の講演と展示が行われ、学生70人ほどが参加して、「わが大学にこういう珍しい、古い聖書あり」を実感した。

 同種の講演と展示の企画を来る9月23日、恒例の『一日神学校」の催しの際に開催して、この大学を後援する教会関係の人々にも、「わが大学にこういう珍しい、古い聖書あり」を実感していただく予定である。こういうところに小さい大学の親しみある良さが出てくると言えるだろう。

ライプツィヒ宗教改革導入から475年!

1539年聖霊降臨日にマルティン・ルターがトマス教会で説教して、宗教改革の導入が周辺地域より遅れて起こったライプツィヒでは、今年の聖霊降臨日(6月8日)にこの「475年記念」を祝う由である。

  その日の特別行事はニコライ教会でのザクセンルーテル教会監督の説教に始まり、礼拝後今回市内に選定される「ルターの道」を監督が市長とともに歩き初めし、最後はトマス教会で祈りの礼拝をもって終わる由。もちろんこれらの行事にトマス合唱団が参加するのは言うまでもない。=