ルーテル教会とカトリック教会とが共に宗教改革500年を感謝するに至る歩みの中で、重要な節目となった「ルーテル教会・ローマカトリック教会 義認の教理に関する共同宣言」。1967年から始められた神学対話の蓄積によって生み出されました。
2004年に日本語版が出版されるタイミングにおいて、初めての合同礼拝も行われました。
しばらく在庫がないままとなっていましたが、この度、2016年10月31日に、本書が重版されました。
宗教改革500年推奨図書と合わせ、どうぞお手にとってお読みください。
『義認の教理に関する共同宣言』
ローマ・カトリック教会/ルーテル世界連盟/ルーテル/ローマ・カトリック共同委員会訳(教文館)
http://www.kyobunkwan.co.jp/publishing/archives/18131
http://www.kyobunkwan.co.jp/publishing/archives/18131
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1999年10月31日にドイツのアウグスブルグで行われたローマカトリック教会(教皇庁キリスト教一致促進評議会)と、世界128の教会(当時)が加盟するルーテル世界連盟(LWF)との間で行われた「ルーテル教会・ローマカトリック教会 義認の教理に関する共同宣言」の調印式は、やや大袈裟に言えば、東西両教会が分裂してから1000年を経て初めて到達した、エキュメニズムの世紀とも呼ばれた20世紀を締めくくるのにふさわしい、宗教改革以来のキリスト教史上の画期的な出来事だったといわなければならない。もちろん「キリストのみこころである、目に見える一致」(「共同宣言」第44項)までははるかな道のりがあるにせよ、それに向けての確かな一里塚が打ち立てられたのだ。
1999年10月31日にドイツのアウグスブルグで行われたローマカトリック教会(教皇庁キリスト教一致促進評議会)と、世界128の教会(当時)が加盟するルーテル世界連盟(LWF)との間で行われた「ルーテル教会・ローマカトリック教会 義認の教理に関する共同宣言」の調印式は、やや大袈裟に言えば、東西両教会が分裂してから1000年を経て初めて到達した、エキュメニズムの世紀とも呼ばれた20世紀を締めくくるのにふさわしい、宗教改革以来のキリスト教史上の画期的な出来事だったといわなければならない。もちろん「キリストのみこころである、目に見える一致」(「共同宣言」第44項)までははるかな道のりがあるにせよ、それに向けての確かな一里塚が打ち立てられたのだ。
(江藤直純著『「ルーテル教会・ローマカトリック教会 義認の教理に関する共同宣言」その歴史的意義と課題』より)
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