宗教改革500年記念事業シンボルマーク
【十字架】
十字架はキリストの苦しみのしるし。しかし、それは、神の愛と恵みのしるし。
十字架は、つながりのしるし。垂直には神と人、水平には人と人。
そして十字架は、私たちの希望のしるし。交わる点には希望の灯がともる。
【手】
神の恵みを受け取った手。
それは、感謝と平和を求める心を宿し、導かれて祈りの姿とされる。
そして祈りは、恵みを分かち合うための手とされる。
【色】
5つの色は、全世界。
神の恵みと福音が全世界へと伝えられた歴史を証しする。
500年前に起きた改革の世界史的な意義を思い起こし、世界中で共に記念する時となる。
日本福音ルーテル教会
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応募総数108作品。
宗教改革500年記念事業シンボルマークのために、海外からの応募も合わせ全国各地から作品が寄せられました。教会関係者のお名前もありましたが、それ以外にも広く多くの方が関心を持ち、500年を記念する歴史的な歩みへと連なってくださいました。感謝致します。
機関紙「るうてる」紙上、JELCのウェブサイト、フェイスブックページ、加えて全国5教区それぞれのウェブサイトで公募を展開しました。さらに、一般のインターネット公募サイト、公募専門雑誌、そしてキリスト新聞といったメディアも活用することが出来ました。Eメールや郵便で次々と個性に富んだ作品が届けられるのは、嬉しいことでした。そしてそれぞれに宗教改革やルターについて、また聖書や信仰などを豊かに表現していました。
宗教改革日である10月31日に募集を締め切り、選考に入りました。1つを選ぶことは簡単ではありませんでしたが、有識者を交えた選考委員会を組織し、ようやく優秀賞を選定しました。あわせてJELC常議員会において承認をうけ、正式にこのマークを用いていくことが決定しました。
優秀賞に選ばれた作品は、二人の方の合作で制作されました。作者は大阪府に在住の坂本信也さんと南端久也さんです。企業ブランドや商品の企画やデザインにコンビで携わって来られたそうです。お二人には表彰状と共に賞金が贈られます。
デザインはシンプルさの中にキリスト者の群れである教会が大切にしてきたこと、加えてこれからも大切にしていきたいことが表現されています。
十字架と祈りの手で構成され、カラー版ではオリンピックのシンボルにも用いられ全世界を表現する5色を用いています。青の部分だけがおなじみの色と少し異なりますが、これは世界ルーテル連盟のシンボルマークにも用いられているフェイスブルー(信仰の青)と名付けられた色を使用しています。教会内だけではなく、一般の社会においても受け入れられるものと思います。
今後、各教会や関係施設、学校などでも積極的に活用いただけるよう、他の素材とあわせて提供し、宗教改革500年の恵みを感謝のうちに味わい、希望をもって共に歩みたいと思います。