2014年4月15日火曜日

シートに覆われたウィッテンベルクの市教会


今ウィッテンベルクを訪れる人は残念ながら、旧市庁舎が立ち、その前に修復成ったルターとメランヒトンの銅像が立つ広場から二つの塔の上半分が見える市教会を見ることも、写真を撮ることもできないそうだ。
 ルターがしばしば説教もした教会、聖壇にルカス・クラナッハの描くルターと宗教改革を描いた聖壇画のある教会だが、目下のところ工事用の足場とシートですっぽり覆われているようだ。総額760万ユーロ(11億円弱)の予算で、内外全体を磨き上げると言うが、今年の宗教改革記念日までには内部が完成、来年中には外壁も、白い砂岩の壁がピカピカになるとか。
きれいになり過ぎて、歴史的建造物には見えなくなってしまうのではないかと、いささか心配でもある。(徳善)